10月27日(土)教養講座は身近な「武蔵野台地」のお話でした/近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

10月27日(土)教養講座は身近な「武蔵野台地」のお話でした/近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

近況

10月27日(土)教養講座は身近な「武蔵野台地」のお話でした

2018年10月27日

今日の教養講座は、当初、筑波大学名誉教授・猪郷久義先生の講義の予定でしたが、急きょ体調が悪くなったとのことで、西東京市にある多摩六都科学館の研究員、小田島庸浩さんがお話ししてくださることとなりました。多摩六都科学館は、以前リビングアカデミーで見学に行ったこともあり、身近な存在です。そしてテーマは、「武蔵野台地の形成~関東山地に衝突した伊豆・小笠原」。私たちがその上で暮らしている地面についてのお話です。

講義では、地球の成り立ちや内部構造から始まり、地殻の大移動(プレートテクトニクス)について、そしてフィリピン海プレートに乗っている伊豆半島が関東山地に衝突し富士・箱根火山や数多くの活断層を産み出したメカニズムについて、ていねいに説明していただきました。ただ、何億年単位の地殻変動の話ですから、ピンと来なかった人が多かったかもしれませんね。

しかし、地殻の衝突を物語る丹沢山地の結晶片岩層理、伊豆半島の北上を物語る有孔虫石灰岩の話題になると、これはまさに「ブラタモリ」そのもの。氷河期をはさむ海水面の上がり下がりが複雑な武蔵野台地の地形を作り上げたという話題は、身近な地名がたくさん出てくるだけに興味深く聞くことができました。そもそも「武蔵野台地」というのは、荒川・入間川・多摩川に囲まれた部分であることを、ごぞんじでしたか?

ちょっと難しいかったですが、面白いお話でした。

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