3月24日(土)本年度最後のサロン講座です/近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

3月24日(土)本年度最後のサロン講座です/近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

近況

3月24日(土)本年度最後のサロン講座です

2018年3月25日

本年度最後のサロン講座は、「日々の生活を美しく、楽しくする『うつわ』」についてです。青山で老舗の陶磁器店を経営しておられる内木孝一さんのお話でした。
私たちが毎日食事するとき、必ず「食器」を使います。調理したものを、そのまま手で食べることはありません。大昔は葉っぱにのせて、その後は木の器、そして漆器と進んできましたが、庶民が日常生活に陶磁器の「茶碗」を使うようになったのは意外に新しく、江戸時代末期から明治にかけてのことだそうです。そうした歴史の話から始まり、食器を手に持って食事をする日本独自の食習慣や、和・洋・中が混在する現代日本の食文化が、多様性に富んだ食器の世界を産み出してきたことまで、長年つちかってこられた学識の一端にふれることができました。
そして、実際に陶磁器を扱っているプロフェッショナルとしてのアドバイスも、たくさんいただけました。今の陶磁器の模様は多くプリント技術によって描かれていること、そのお陰で美しい陶磁器が安く買えるという面もあり一概に否定はできないこと、むしろ普段使いにこだわって自分がいちばん手にしたい器を求める方がよいことなど、本当に役立つお話でした。

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