2月24日(日)「多摩コミュニティビジネスシンポジウム2019」が自由学園で開催されました/近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

2月24日(日)「多摩コミュニティビジネスシンポジウム2019」が自由学園で開催されました/近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

近況

2月24日(日)「多摩コミュニティビジネスシンポジウム2019」が自由学園で開催されました

2019年3月2日

2019年2月24日(日)、自由学園記念講堂を会場に、多摩地域を中心にコミュニティ・ビジネスの活性化に取り組む多摩CB(コミュニティビジネス)ネットワークが主催するシンポジウムが開催されました。

シンポジウム終了後に参加者全員で撮影

市民、NPO、学生、国や複数の地方自治体職員、議員など約250名が集まりました。高橋和也学園長がJ:COM「たまろくと人図鑑」に出演したことをきっかけに、番組の司会者であり多摩CBネットワークの「世話人」のおひとりでもある有賀達郎さん(まち想いステーション代表・元FM西東京代表取締役)がご紹介くださり、堀池信一郎さん(好齢ビジネスパートナーズ世話人)、長島剛さん(多摩大学総合研究所客員教授・多摩信用金庫より出向)ら多摩CBネットワークの世話人の皆様よりお誘いを受け、今回、自由学園が共催させていただくことになりました。
これまで毎年、産学官連携により、多摩地域の各大学を会場とされてきており、今年は11回目の開催でした。テーマは自由学園のタグライン「一生につながる毎日がここにある」にヒントを得た「一生につながる出会いが今はじまる」が掲げられ、プログラムは10年を振り返えりつつ「創生」、「挑戦」、「未来」の3部構成のシンポジウムでした。

午前中には希望者約60名が3グループに分かれ、学園長と広報本部2名、最高学部生2名の案内によるキャンパスツアーが行われました。午後1時から5時までがシンポジウム。終了後は、最高学部食堂を会場に、多摩地域の企業や市民団体など20ブースと食糧部が出展し、交流会が行われました。

■プログラムの詳細
主催者の多摩CBネットワークのサイトをご覧ください。→http://tamacb.org/information/571/

 

シンポジウムの冒頭、ご挨拶に立たれた来賓の並木克巳東久留米市長は、スピーチの中で、市と自由学園の包括連携協定が結ばれ、協働してまちづくりや地域の活性化に取り組む旨をお話しくださいました。高橋和也学園長も、学園の紹介と共にご挨拶をしました。


  • 並木克巳東久留米市長

  • 高橋多佳美関東経済産業局 産業部流通・サービス産業課長

  • 高橋和也自由学園学園長

  • 「創成」キーノートスピーチ 横石知二氏

  • 「挑戦」キーノートスピーチ 河村昌美氏

  • 「未来」キーノートスピーチ 高野誠鮮氏

  • 「世話人」右から堀池慎一郎氏、竹内千寿恵氏、長島剛氏

  • 「世話人」有賀達郎氏

  • 「世話人」石原靖之氏

4時間にわたるシンポジウムは大変活気があり、地域の活性化のために活動している皆様の行動力の素晴らしさ、熱心な思いを感じさせるものでした。 今回初めて自由学園にいらした方も多く、キャンパスツアーでは、学園の自然環境や建物、教育内容についても関心を寄せてくださり、皆さまが大変熱心にご覧下さったことはありがたいことでした。

ツアー参加者と、準備のスタッフの方々の昼食には、自由学園パン工房のパンをお出ししました。カレーパングランプリ2018のバラエティ部門で最高金賞を受賞したキーマカツカレーパン、今回のために考案された新製品の豚まんパン、ごま餡パンです。

また、今回のシンポジウムでは、学園が長くデンマーク体操を取り入れていることから依頼を受け、長丁場のシンポジウムの中ほどで、「東久留米市民の歌」にデンマーク体操を振り付けた早野曜子先生考案の体操が行われました。隣同士の2人が手をつないで体操を行う場面の最後,「手をつないだまま最後のポーズは自由に決めてください」というクリエィティブなもので、大いに会場が盛り上がりました。最高学部学生2人も模範演技を行いました。


  • キャンパスツアー 初等部食堂(東京都選定歴史的建造物)に集合

  • 昼食の学園パン工房製品を召し上がって頂く

  • ご一緒にデンマーク体操をして体をほぐす。二人組の体操も。

会終了後、参加者や企画スタッフの方から、設営や学校案内などを行った最高学部生に対する高い評価をいただきました。他大学の学生と接したり,様々な職種の方々と接したりと,よい学びの場となったと思います。また、就職支援的にも地元や多摩地域の企業ともつながりができたよい一日でした。

※掲載した写真は、多摩CBネットワークから提供していただいた写真が多数あります。ありがとうございました。

環境文化創造センター長 杉原 弘恭・広報本部次長 椚田 結子

 

■参加した最高学部学生の感想
このシンポジウムは普段、外部の方と関わることが少ない私にとって、貴重な経験でした。 キャンパスツアーでは、短い時間の中で、学園を全く知らない方に何を伝えれば良いのか、どの言葉を選べばわかりやすいのかが分からず、戸惑いました。時間が足りないと感じたことで、学園には他にはない経験や魅力が多くある場所なのだということを実感出来ました。 シンポジウムや交流会を通して、多くの考え方や、個性的な方々に出会いました。様々な職種の方々と出会い、お話出来たことは、貴重な時間であると感じています。ここで、新たな縁ができたことに感謝します。
最高学部1年 國島 ゆりな

今回、お手伝いさせて頂くに辺り、様々な準備をして参りました。 キャンパスツアーでは、初めて学園にいらしたお客様も多く限られた時間内に何を伝えるのか、何を省いたら伝わらなくなってしまうのか考え伝えることが今回の大きな学びとなりました。
シンポジウムでは様々な方からお話を伺い、将来と向き合うよい時間となりました。
最高学部1年 金子 歩加

 

■デンマーク体操をご一緒にして
1971年に制定された「花の咲く街」という東久留米市民の歌に合わせ、参加者とデンマーク体操をしました。 音楽に合わせ吉川慎平先生の撮った東久留米の豊かな自然や学園の四季の風景をスライドショーで紹介できました。学部1年の2人が一緒にステージに立ってくれたので、自由学園最高学部の学生も紹介できました。 デンマーク体操は1人で行う体操と共に、人と関わり一緒に動く楽しさがあります。コミュニティーネットワークの参加者が隣りの方と手をつなぎ一緒に動くことができ、協同、共創を体験できたことは学園らしいおもてなしになったのではないでしょうか。地元出身の私が地域のイベントに関わる機会を与えられたことに何より感謝です。
最高学部教員  早野曜子

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