今週の1冊『SDGs時代の食べ方』/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

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今週の1冊『SDGs時代の食べ方』

2024年6月3日

2024年6月3
『SDGs時代の食べ方』 井出留美 著 ちくまQブックス
副題は、「世界が飢えるのはなぜ?」。100ページ余りの薄めの本。ちくまQブックスシリーズは各章が全て質問になっているので、章立てが、Q1、Q2・・・という構成になっている。
地球上の飢餓の問題、食品ロスの問題が頻繁に取り上げられるようになってから久しい。SDGsの取り組みも定着してきて、様々な企業の取り組みが報じられるのも目にする。その中で、自分で取り組んできたことや続けていることがある反面、問題に耳がなじんできて意識が薄れてしまっていることもあると思う。
「Q1. 世界で食品ロスはどのくらいあるとおもいますか?」
実際に世界で生産されている食糧の量はどのくらい、捨てられている食料はどのくらいあるのだろう。
「Q5. ハンバーガー1個に使われている水の量は?」
普段食べものに困らない私たちは、目に見える食べものの向こう側にある見えないものも、見ていく必要があると思う。
「Q6. 消費者には8つの権利と、〇つの義務がある」
本の後半は、穴埋め問題。私たちが毎日少し意識を高めるだけで、代わってくることがあるはず、と投げかけられている質問ばかりだ。
改めて基本的な知識を抑えることができる本。また文末には「次に読んでほしい本」の紹介があるので、その先の本の世界に誘ってくれる。
短時間で読み切れる分量なので手にとってみてください。

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