5月20日(日)、文字通り風薫る自由学園キャンパスにて、今年も協力会主催による「春のイベント」が開催されました。内容は「弦楽合奏を楽しむ会」、「吹奏楽を楽しむ会」、上記参加者による「ミニコンサート」、また「学園の春の色をデジタルカメラで撮る会」、「タッピングタッチ」さらに昨秋の南沢フェスティバルで大好評だった「ポニー牧場」が行われました。来場者は約800名。また同日に行われた「男子部オープンキャンパス」にも約500名が参加し、合わせて1,300名以上の方がキャンパスに集い、とりわけ親子連れの姿が目立つ賑やかな一日となりました。
若手のプロカメラマンで男子部60回生の公文健太郎さんが講師を勤め、初等部4年生の親子から結婚38年のご夫婦まで、幅広い年代の参加者約15名が学園キャンパスの風景を撮影し、公文講師の絶妙な講評を受け楽しみながら腕を磨いた。冒頭、熟年女性から「先生!明日の皆既日食を写したいのですが、どうしたら良いでしょう?」という質問が飛び出して、話題が思わぬ方向へ。その後、皆が思い思いに撮った画像をスクリーンに映し、公文先生が講評を進め、満足感のある会となりました。特に今回は、公文先生が「日本写真協会の新人賞」を受賞され、作品の「ゴマの洋品店―ネパール・バネパの街から」などが高い評価を得たとの紹介もあって、公文講師へ尊敬の眼差しが集まる会となりました。次回はポストカードを作る企画も検討したいというアイデアを公文講師が出し、再会を望んで散会しました。
「弦楽合奏を楽しむ会」は、2007年に第1回を開催してから、10回目を迎えました。50人が参加してくださり、第1回目よりご指導と、指揮をしてくださっています、杉原直基先生の指揮で、エルガー作曲 セレナーデより第1楽章、マスカーニ作曲 「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲、チャイコフスキー作曲弦楽セレナーデより 第3楽章、アンダーソン作曲 タイプライターを演奏しました。
ミニコンサートでは、「吹奏楽を楽しむ会」に参加なさった皆さまと、「夏の思い出」を合奏し、コンサートにお越しくださいました皆さまにも、ご一緒に唱っていただきました。新緑の美しい中、参加メンバー皆で心を一つに、演奏でき、音楽と共に、穏やかな心地よい一時を過ごすことができました。
また、当日は昨年オープンした「しののめ寮」で町内会によるフリーマーケットが行われてそちらに足を運ぶ方も多く、学園が拠点となり着実に地域との交流が深まりつつあるのを実感しました。