東日本大震災の救援活動の状況について/お知らせ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

東日本大震災の救援活動の状況について/お知らせ - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

お知らせ

東日本大震災の救援活動の状況について

2011年5月27日

 東日本大震災の発生に対して、自由学園は小学校に相当する初等部から女子部・男子部の中等科、高等科、さらに大学に相当する最高学部の学生にいたるまで、全校を挙げて救援活動に取り組んでいます。

 初等部は被災地の小学校と交流を深めるとともに、ハンカチや運動会用の器物を送る準備をしていますし、女子部は春休みに全員が輪雑巾を家で縫ってきました。輪雑巾というのは、輪になっている雑巾で、拭くにも乾かすにも便利なものです。また、子供用のパジャマをいま製作中です。
 男子部は、得意の木工技術を生かし、仮設住宅用の踏み台などの木工品の製作を計画中で、そのほか全員が小遣い帳に「公共費」の項目を設け、少しずつ救援費用を貯金し始めました。
 最高学部生はすでに2回にわたって被災地を訪れ、炊き出しや薪割りを手伝っているほか、一夜漬けの漬物数百を作って配り、感謝されました。避難所を訪れて、肩を軽く叩く「タッピングタッチ」(ストレスを弱める効果がある)を実施しました。エプロンも追加製作中です。

 自由学園は婦人之友社、全国友の会の関係団体とともに、「震災救援本部」を立ち上げ、現地友の会からの要望を集約して、役割分担し、多角的な救援活動に取り組んでいます。友の会が購入された中古のバンに「みちのく号」の名を付け、婦人之友社、全国友の会、それに自由学園からの救援物資を積んで、現地に運んでもおります。運転は婦人之友社社員と自由学園教職員がしております。積んでいく物資の中には、卒業生会、同学会、そのほかの方々からいただいた絵本類も含まれております。

  震災後、急遽、「自由学園・震災募金口」を開設、関係団体の皆様のお蔭で、すでに1300万円の浄財が集まりました。「募金口」は11月まで開設いたすつもりですので、皆様のご協力をお願いいたします。

  2011年5月28日                                     自由学園理事長 市岡揚一郎

★ 救援活動の様子は、ホームページで紹介しています。こちらをご覧下さい。

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