図書館、幼児生活団がDOCOMOMO Japan「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に追加認定/お知らせ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

図書館、幼児生活団がDOCOMOMO Japan「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に追加認定/お知らせ - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

お知らせ

図書館、幼児生活団がDOCOMOMO Japan「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に追加認定

2024年7月13日

2024年6月21日に、自由学園内の二つの建物
「⾃由学園⽻仁両先⽣記念図書館」(遠藤楽設計 1966年竣工)、「⾃由学園幼児⽣活団」(遠藤楽設計 1967年竣工)がDOCOMOMO Japanによる「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」として追加選定されました。
これらの建物は、現在も図書館および幼児生活団幼稚園の建物として大切に使われています。

1966年 竣工間もない記念図書館前にて 朝の礼拝
1967年 幼児生活団外観 落成のころ
1967年 幼児生活団集合写真

あああ

2020年に「自由学園南沢キャンパス」(選定No.227)が同建築に選定されましたが(https://tinyurl.com/25l7uq3s)
その選定建築物に関し、今年度「自由学園南沢キャンパス」の追加選定が行われることとなりました。
https://docomomojapan.com/registration2023/

選定名は「自由学園南沢キャンパス及び南沢学園町」と「南沢学園町」が加わっています。
南沢学園町の住宅に関して「田中富士雄邸」(遠藤新設計)、「小沢一郎邸」(遠藤新設計)、「芦沢邸」(遠藤楽設計)、「羽仁峰生邸」(遠藤陶設計)が追加選定されています。

あああ

DOCOMOMO(=The Documentation and Conservation of buildings, sites and neighborhoods of the Modern Movement の略称、「ドコモモ」と読みます)とは、モダン・ムーブメント(近代運動)の推進に寄与した建築の歴史的、文化的重要性を訴え、その記録と現存建物の保存に関する活動を展開する国際的学術組織です。
DOCOMOMO Japan はその日本支部で、2000 年に発足しました。
その重要な活動のひとつに「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」の代表的作品の選定事業があります。
これまで計280 件の建築が選定されています。

あああ

「モダン・ムーブメント」は20 世紀の建築の主要な潮流のひとつで、
18~19 世紀に端を発する合理主義的、社会改革的な思想や技術革新を背景に、1920~30 年代に西欧で明確な形をとりはじめ、線や面の構成による美学にもとづいた建築を多数生み出してきました。
日本においても、1920 年代からその影響を受けた建築が建設され、現存している建物は日本の近代化の足跡を物語るうえで重要な文化的資産と考えられています。

あああ

自由学園(1921年創立)の校舎をはじめとする関連建築物は、まさに「モダン・ムーブメント」のなかで形成されてきました。
これらが現存し、竣工当初の理念や用途にしたがって長く使い続けられていることは、自由学園教育としても、また社会的にも意義があります。
これからもこれらの学び舎を大切に保全活用していきたいと思います。

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