「ボランティア・スピリット・アワード・2021」で、自由学園男子部・女子部の生徒たちの支援活動が 文部科学大臣賞(最高賞)を受賞/メディア:その他 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

「ボランティア・スピリット・アワード・2021」で、自由学園男子部・女子部の生徒たちの支援活動が 文部科学大臣賞(最高賞)を受賞/メディア:その他 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

メディア:その他

「ボランティア・スピリット・アワード・2021」で、自由学園男子部・女子部の生徒たちの支援活動が 文部科学大臣賞(最高賞)を受賞

2021年12月29日

■このたび「ボランティア・スピリット・アワード2021」で受賞した生徒の活動について
コロナ禍で登校できなくなり、オンライン授業を行っていた2020年の1学期。自由学園の男子部高等科2年生(当時)の一人の生徒が、コロナ禍で大変な時に、何か社会のために自分たちが役に立てることがあるのではないかと全校生徒に呼びかけたのがきっかけとなり始まったのが、池袋でホームレス状態の方々に、自分たちでおにぎりを作って配るという活動です。
有志の生徒が集まって、学園の台所でご飯を炊いておにぎりを150個ほど作り、夜、池袋の公園やホームレスの方の寝ていらっしゃるところに配る活動で、特定非営利活動法人TENOHASIと認定NPO法人世界の医療団の方々と共に行っています。お米等の寄付を募ることも生徒が行ってきました。
この活動は2020818日から月に1回程度で、これまでに合計16回行いました。

当初は男子部の生徒数人で始めた活動でしたが、少しずつ輪が広がり、現在では女子部の生徒も一緒に、中高のさまざまな学年の生徒たちが参加して活動しています。
活動を始めるにあたって教師は相談に乗り、夜に行う活動なので当日も立ち会っていますが、実際の活動に関する準備、おにぎり作りの準備や片づけ等々は、すべて生徒が自分たちで推進しています。

このたび、「つなげる輪」と名付けて伝えた上記の活動が、「ボランティア・スピリット・アワード2021」で最高賞となる文部科学大臣賞を受賞いたしました。
さらに、参加者同士の推薦により決まる米国ボランティア親善大使の一人に、初めにきっかけを作り、以来活動を推進してきた男子部高等科3年生の中村侑人が選ばれ、5月に渡米し、全米表彰式に参加することになりました。
この活動を支えてお米等さまざまな寄付をして下さった皆様、応援して下さった皆様に心より感謝いたします。

■ボランティア・スピリット・アワードとは
ボランティア・スピリット・アワードは、青少年が積極的にボランティア活動に参加できる社会環境の醸成を目指し、米国プルデンシャル・ファイナンシャルが1995年からアメリカで実施しているプログラムで、日本では1997年にスタートしました。25回目となる今回は、全国から9,632名の中高生のボランティア活動内容を綴った442通の応募が寄せられ、厳正な審査の結果、ブロック賞40組、コミュニティ賞150組を選出しました。
 受賞者紹介|PRUDENTIAL SPIRIT OF COMMUNITY|ボランティア・スピリット・アワード (vspirit.jp)

■今回の受賞に際し、米国親善大使に選ばれた生徒の感想
今回このような素晴らしい賞を受賞することができとても嬉しく、それと同時にこの賞の重みを感じています。
まず、ここまで活動を続けることができたのは紛れもなく、一緒に活動を続けてきたメンバー、そしてサポートしてくださった先生方のお陰です。今後も自由学園から継続して活動が続くように、さらなる発展を求めて行動しようと考えています。
また、僕たちはこの活動を始める時に考えていた、「僕たちに出来ることはなにか」を考える段階に再び戻ってきていると感じています。再び、新たなメンバーと共に次にできることを探し、行動する。これが僕らの次の課題、目標です。
このような経験をさせていただき、協力してくださった方全員にこの場を借りて感謝を伝えられたらと思います。本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

自由学園男子部高等科3年 中村侑人

■活動の様子から

 

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