2021年4月12日(月)、新緑と八重桜の花の美しいキャンパスで、第101回自由学園入学式が行われました。
自由学園は、3日後の4月15日(木)に創立100周年を迎えます。
会場の記念講堂の準備は在校生が整えて、ステージには最高学部学生が学園で育てた花が飾られました。
コロナ禍にあるため、会場には男子部・女子部の中等科・高等科に入学する新入生とその保護者の方々、各部責任を持っている高等科3年生全員、高等科新入生と共にクラスを作る中等科から進学した高等科1年生、教職員ほか学園関係の代表が列席し、そのほかの在校生はオンラインで入学式に参加しました。
今年は初めて入学式の司会を生徒が担い、男子部女子部の高等科3年生が務めました。
あたたかい拍手の中在校生の演奏で新入生が入場し、点呼を終えて全員が整列すると、高橋和也学園長が新入生に対して、自由学園の名において「同志 同学 同行の友」として受け入れたことを告げる入学宣言をしました。
その後中等科・高等科新入生の代表男女4名がステージに上がり、JIYUの校旗に101個目の星をつけました。100周年を迎える今年、自由学園はいよいよ101年目を歩みだします。
司会を務めた高等科3年生の3名。
ウィンドオーケストラが、会場2階に左右に分かれて演奏し、新入生を迎える。
入場した男子部・女子部の新入生一同。
高橋和也学園長により入学宣言が行われる。
JIYUの旗に新入生代表が新しい星をつける。
101個目の星がついたJIYUの旗。
その後、全員で讃美歌を心の中で歌い、自由学園の校名の由来である聖書の個所、ヨハネによる福音書8章の「真理はあなたたちに自由を与える」について書かれている部分を、司会者が読みました。
次に、高橋和也学園長が新入生に向けて話をしました。
自由学園は「生徒が創る学校」で、教えてもらうだけではなく、生徒が皆で学校の主人となって、学校をつくっていく。必要があれば皆で話し合い変えてよりよくしていく学校であることを話しました。
また、入学宣言にある「同志 同学 同行」の意味を話し、新入生の皆さんも、兄弟姉妹のように学園を共に作っていく一員となったことを話しました。
次に最高学部(大学部)・男子部・女子部の委員長がステージに上がり、代表で最高学部委員長の服部昴さんが、自分の新入生だったころの経験も交えながら、新入生を温かく迎え励ます言葉を読みました。
最後に校歌「自由をめざして」のピアノ伴奏を聞きながら、心の中で歌い、入学式を終わりました。
(入学式の高橋学園長、最高学部委員長の言葉は、後日『学園新聞』で紹介される予定です。)