長野県の上田市立美術館で、11月30日より洋画家山本鼎がてがけた美術教育運動、「農民美術・児童自由画100年展」が開催されます。
山本鼎は、自由学園創立当初より美術科主任として生徒の指導にあたりました。今回の展覧会では、自由学園から提供した関連資料も展示されます。
■農民美術児童自由画100年展
会期:2019年11月30日(土)~2020年2月24日(月)
会場:サントミューゼ 上田市立美術館1階多目的ルーム
アクセス:上田駅より徒歩7分 https://www.santomyuze.com/facility/access/
観覧料:一般700円 高校・大学生500円 小・中学生300円
■本展覧会紹介サイトhttps://www.santomyuze.com/museumevent/normin_art100_2019/
■ご案内のチラシ
画像(jpg)をクリックすると拡大してご覧いただけます。
ちらしのpdf画像は、こちら からご覧ください。
■山本鼎と自由学園
山本鼎は、自由学園の教育にとって最も重要な指導者の一人でした。
創立者の羽仁もと子・吉一夫妻は、芸術を一部の人だけが理解・享受するものでなく、
人間の生活に深く根差したものととらえ、芸術教育を重視しました。
創立初年から山本鼎は自由学園の美術科主任に就任、1942年までの約20年間、自由学園の美術教育を推進しました。
その美術教育には、自由画の面はもちろん、農民美術の影響もみられます。
今回の展覧会では、自由学園での指導の様子を伝える記録史料や当時の生徒の作品類も出品しています。
ぜひご覧ください。