自由学園の大学部である最高学部では、2018年度にフィールドサイエンス、ヒューマンサイエンス、データサイエンス、ライフスタイル、マネジメントの領域からなる研究体制を整え、新たな取り組みを始めます。世界に広がる様々な課題の発見と解決に向けて、従来の学問の枠を超えたアプローチを目指します。2018年度の地球市民教育フォーラムはこの取り組みと連動して行います。
第9回「里山から見える未来社会~経済資本主義から自然資本主義への道のり~」
日にち:2018年4月14日(土)
時間:10:40~12:20
場所:自由学園記念講堂
参加費:1,000円(当日受付でお支払いください)
(チラシ裏)
澁澤 寿一(しぶさわ じゅいち)
お金やテクノロジーをどれだけ費やしても、環境問題は解決しない。その答えは結局、人間関係のなかにあるだろう。人々がどういうことを価値あることと思い、どのように他者と結びついていくか─ 環境問題には、このような根本的課題があるのではないか。森づくりのミッションは実は社会づくりなのです。
講師プロフィール:
(株)森里川海生業研究所代表取締役
(NPO)共存の森ネットワーク理事長
(NPO)樹木・環境ネットワーク協会 理事(前理事長)
真庭バイオエネルギー(株)代表取締役
東京農業大学農山村支援センター副代表、農学博士
日本の近代資本主義の礎を築いた澁澤栄一の曾孫にあたる
高校生のときに那須野が原の開拓農家で農業を体験した事がきっかけで農業大学に進み、那須野が原の人々の開拓団が入ったパラグアイの国立農業試験場に赴任。現地に赴いたときには、すでに開拓団は離散。日本の農業との違いに疑問を抱くようになる。帰国後、長崎オランダ村、循環型都市「ハウステンボス」の役員として企画、建設、運営まで携わる。その後、トヨタの森づくりなど、日本やアジア各国の環境 NGOと地域づくり、人づくりの活動を実践中。現在、「聞き書き甲子園」、「共存の森づくり」、「学校の森・子どもサミット」、「真庭なりわい塾」、「被災地の聞き書き101」、「SATOYAMAイニシアティブ」などを、企業・団体・行政とも協働して行っている。このうち「聞き書き甲子園」は、全国の高校生による、森・川・海の名人を訪ねての聞き書きで、失われつつあるそれらの文化を保全する活動である。
※地球市民教育フォーラムについては、本サイト内「100周年に向けて」のページでもご紹介しています。