【気象観測室】3月20日・南沢でサクラが開花/環境文化創造センター - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

【気象観測室】3月20日・南沢でサクラが開花/環境文化創造センター - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

環境文化創造センター

【気象観測室】3月20日・南沢でサクラが開花

2022年3月20日

昨年発足した最高学部生による自由学園水文・気象観測室では、気象観測機器でのデータの取得のほかに、気象庁の生物季節観測に準拠して、南沢キャンパスでの動植物の応答を可能な範囲で記録していく計画です。生物季節観測項目の中で最も有名なサクラの開花については、事務室前のソメイヨシノを標本木として観察を初めていましたが、2022年3月20日の正午過ぎ、開花を確認しました。気象庁の基準で「サクラの開花日は、5〜6輪以上の花が開いた状態」と決められていますが、7輪が確認されました。気象庁データによると、「東京」のサクラの開花の平年日は3月22日、昨年は3月14日となっています。20日正午の南沢の気温は13.0℃と高くありませんが、快晴で日差しも強く、日射量は0.55 MJ/㎡でした。

 

サクラの開花1

 

サクラの開花2

 

南沢キャンパスはスクールフラワーであるウメを基調とした庭づくりがされており、多くの学校で見られるソメイヨシノは1〜2本程度しかありません。ウメについても生物季節観測の対象になっており、次年度以降標本木を定めて観察していく計画です。20日現在、未だウメの花も残っている状態です。

このような身近なキャンパスの自然環境と、気象庁基準に準拠した高精度の気象観測データを結びつけた学びが実現可能になりました。

 

ソメイヨシノの標本木(事務室前)

 

文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター研究員)

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