3月10日、高等科1年生は競技かるた元クイーンの今村美智子先生から百人一首かるたの特別授業を受けました。女子部では、今村先生のご息女が自由学園に入学された年から、毎年かるたの授業をご指導いただき、今年で15年目になります。
まず、かるたの並べ方から始め、競技かるたのルールで先生が自陣に25枚の札を並べながら暗記していくのを拝見しました。本当に暗記したことを示すため、それらを一度裏返し、どの札がどの位置に並んでいるか、表に返しながら素早く札を詠む先生の技に、生徒たちは感嘆の声を上げていました。
続いて、競技かるたのルールや、下の句と上の句を結び付けて歌を覚える方法などをわかりやすく教えていただきました。いくつかの札の決まり字を皆で覚えた後、生徒のリーダー2人が対戦しました。選手には及ばないものの、カルタをよく暗記していたので素早く反応し、迫力ある対戦となりました。その後、五色カルタを使って、クラス全員が2人一組で対戦しました。
最後に新ルールの「お坊さんめくり」かるたの紹介があり、全員でお坊さんめくりを楽しみました。授業の間には先生の競技かるた人生のお話があり、あっという間の一時間半でした。競技かるたの面白さと共に、競技かるたと共に歩まれている生き方を伝えていただいた授業でした。 (女子部国語科)
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