２月２７日（金）、高等科１年生は今村美智子先生（元かるたクイーン）による「百人一首かるた」の授業を受けました。今村先生のご息女は本学園の卒業生で、親子二代「競技カルタ」の名手でいらっしゃいます。この授業は今村さんの在学中から続けられており、今回は卒業生の岡杏子さん（今村先生の下でかるたの研鑽をなさっていた）のお母さまの岡ゆかりさんにもお手伝いをいただきました。
２時間の授業では「競技カルタ」の第一歩から教えていただきました。取り札を並べつつ暗記していく際の先生の集中力には、皆、感嘆し、和歌の下の句と上の句を関連づけて覚える方法のユーモアあふれる御指導に、その場で苦もなく１０枚程暗記することができました。??「富山のたかちゃん」「長い足」「衣の固いキリギリス」ｅｔｃ‥。（各々７３番「高砂の?」、３番「足引きの?」、９１番「きりぎりす?」の歌です）。そして２人一組になり、覚えたばかりのことを使って「競技カルタ」のルールで対戦しました。
授業の後半では６人一組になり、本学園では「初めて」という今村先生オリジナルの「坊主めくり」で、まずは緊張をほぐしました。これは従来の「坊主めくり」に三つ程ルールが加わることで単調さが改善され、おとなも子どもも楽しめるものとなっています。
その後かるたに戻り、今村先生と生徒の代表が対戦しました。すばらしい技を披露して下さった先生と、果敢にチャレンジしたクラスリーダーには、惜しみない拍手がおくられました。
最後に、再び２人一組の「競技カルタ」を行い、授業を締めくくりました。２学期以降の国語の授業で学んできたこと、この日のために各自練習したこと、当日学んだこと、それらの成果が発揮され、雪の日の寒さも吹き飛ばす、活気のある楽しい時間となりました。
（国語科 佐原勢津子）
