９月２５日（木）・１０月２日（木）の２回、中等科１年は読書の時間に、かるた大会を行った。
読書の時間では、４月から羽仁もと子著作集１２巻『子供読本』を読み、学んでいる。
夏休みには、子供読本のいろは順の題名をすべて覚えてきたので、かるた取りは盛況に終わった。
このかるたは、昭和６年、全国友の会主催で行われた「家庭生活合理化展覧会」の際に子供向きに販売されたもので、かるたの絵は、当時の美術部学生（女子部生徒）の手によって描かれたものである。2007年に開催された「ミセス羽仁ご逝去５０年記念展」の折、かるたを持っていた方から学園資料室に寄贈され、資料室がデジタル化して保存していたものを、この度復刻版として新たに作成したものが、今回の「いろはかるた」である。
当時の『婦人之友』の広告に「その純真な無邪気な筆致は、このかるたに最もふさわしく感じられます。」とあるように、絵を見ているだけでも楽しめる。生徒たちは、しばし童心に帰ってかるた取りを楽しんでいた。（女子部教師 竹上 尚子）
