女子部中等科2年は、後期から一年間鶏の飼育を受け持っています。
鶏の飼育が始まってまもなく、日本獣医畜産大学の学長でいらした杉山公宏先生に「鶏の話」という特別授業をしていただきました。
鶏と人間のかかわりは古代から始まっているという歴史的なお話から、卵や鶏肉の生産量や養鶏場の様子、鶏の体のしくみについてスライドや資料を使って詳しく説明してくださいました。また飼育に当たっての注意点や、動物愛護法についてもわかりやすくお話してくださいました。
生徒の感想から
ふだん普通に食べている卵や肉などを作り出している鶏について詳しく聞けて楽しかった。あまり知らなかった鶏が少し近くなった気がした。かわいがってあげようと思った。
卵用種と肉用種の鶏をあわせて3億羽もいると知って、日本の人口よりも多くてびっくりしました。環境が悪くて病気になってしまう鶏の写真はとてもかわいそうでした。人は鶏のことを考えて飼育しなければならないな、と思いました。
写真・文 女子部理科教師 梶野ルミ子・中川亞紀子