女子部中等科2年生は、5月29日、30日に三浦半島に校外学習へ出かけました。
心配されたお天気にも恵まれ、ほどよい観察日和となりました。
29日は7時に池袋駅に集合し、バスで三浦市三崎町小網代の荒井浜に向かいました。
バスで湾岸線を通りながら京浜工業地帯を俯瞰し、興味をもって理解を深めました。
荒井浜では、グループに分かれて潮間帯の生物を中心にどのようなところに、どのような生物が生活しているか。どのような動きをしているのか。などを観察しながら56種類の生物を採集しました。採集された生物は、スケッチをして細部まで観察し、図鑑を使って名前調べをしました。
翌日、小網代の森に出かけました。この森は小網代調整会議の方々がスタディツアーをしてくださいました。2時間かけて森の尾根から谷筋を歩き、川の流れを追いながら干潟までの行程でした。人が手を入れることで保たれる自然、杭を打つことで水をコントロールし、湿地を作る。適切な植物を入れることでさらに保全が進み、植物も動物も豊かに生活の場を創り出していく。これまでの取り組みを伺うことができました。
その後、城ケ島に移動し、それまでの時間軸とはスケールの違う大きな地球の時間を感じる地層や断層の様子を観察しました。常に地殻は変動し、地震のたびに大きな変化をまのあたりにすることもわかりました。
中等科2年のクラスとしては初めての宿泊学習でした。地球という星に育まれる命を感じる機会となりました。
