９月３日（木）
今日は、高等科３年生が、三菱地所レジデンス（以下、『三菱地所』）の方々と一緒に、防災学習を行いました。
これは、先日ＨＰでもお知らせした通り、自由学園が三菱地所と”防災協定”を結んで、協働で防災力向上を目指してゆくことになり、その活動の一環として実施されたものです。
現在、防災を考える上では、”女性の視点”ということがしきりに言われ始めています。
７月に、男子部高等科３年生向けに同様のプログラムを実施しましたが、やはり女性の立場を推し量る視点が薄かったように感じています。
そういった今日的な課題に対する示唆を得る上でも、収穫の多い学習機会となったと思っています。
実際の学習は、三菱地所が自社で作成している”そなえるカルタ”を使って進めました。
家族ごとに考えるテーマ（『共同生活』『食糧・ごみ』『水』『情報』）を持ち、ワークショップ形式で自分の考えを自由に出し合いながら行いましたので、終始活気のある雰囲気で進められました。
全体での意見共有の場では、生徒から、行事（遠足など）や実生活での経験を、防災の場面へと応用して考えた発言も聞かれ、一つひとつの事柄が、広がりを持って繋がってゆくことを実感してくれたと思います。
各グループには、ファシリテーターとして三菱地所の方々がついて下さり、生徒たちの学習がスムーズに進んでゆくよう配慮していただき感謝でした。
学習の最後には、三菱地所の方から、「いろいろな意見が出ましたが、今日からできそうなことは、是非すぐに始めて下さい。」というご提案をいただきました。
個人の取り組みと共に、生徒一人ひとりがここで学んだことを家庭や寮へ持ち帰って、周囲を巻き込むかたちで大きな動きにしてくれることも期待しています。
三菱地所との防災協定については、当サイト内の以下記事もご覧ください。
三菱地所レジデンス（株）と自由学園は、協働で防災力強化を目的とした活動を始めます
