７月２９日から７月３１日、女子部高等科２，３年の16名は石巻市北上町十三浜を訪ねました。東日本大震災から4年半、夏の訪問は5回目になります。恒例の高齢者施設や保育所の「盆踊り会」では、地元の民謡「十三浜甚句」にあわせて踊ったり、お食事や遊びを一緒にして楽しい時間を過ごしました。浜の仕事のお手伝いでは、塩蔵わかめの芯抜きや袋詰め、旬のウニのむき方や保存方法を教わったり、わかめを育てる桁ロープの掃除をしました。豊かな、そして厳しい自然環境と対峙して代々続けられてきた海の仕事のお話を伺ったり、漁船に乗せていただいたりもしました。十三浜ではようやく復興住宅の区画の造成が始まり、漁港や道路の修復も続いています。新しい生活のために引っ越される方や、仮設住宅の暮らしの中でお体を悪くされる方もあり、震災以来の大きな変化は今も続いています。これからも心を通じ合わせるような活動を続けていきます。
