６月２８日（土）
高等科は卒業生３名のお話を伺いました。
年に２度ほど、卒業生に来ていただいて、高等科にお話をしていただいています。
今回は、焼き菓子のお店「SUSUCRE」を経営されている方、ライター・編集者の仕事をされている方、児童養護施設で働いている方の３名でした。
以下、生徒の感想：
「夏と冬では、お菓子の温度が違うと聞いて驚きました。砂糖1g、2gの違い、焼く時間の1分、2分の違いで、全く違ったものになってしまうと聞いて、お菓子の世界は緻密だと思いました。お菓子作りにはゴールがないという意味が分かりました。」
「キャリア理論について、驚くべきことばかりだった。将来の目標を決め、逆算して計画的にキャリアを作っていく人が多いと思っていたが、世の中の社会人、特に女性は、偶然によって左右される人が多いことを初めて知った。」「絶対にこうでなくてはならないという風に自分を縛らずに、柔軟に生きることは大切だと思う。」
「児童養護施設での生活や、学童などのことを知りました。驚いたのは、子供たちが何か特別なことをしているわけではなく、ごく普通に生活していることでした。いろいろな学年がいて、互いに助けあって、兄弟のように過ごしているのは、自由学園と似ていると思いました。」
「皆さんが興味のあることや好きなことを仕事にしていて、毎日が楽しそうで、輝いているように思いました。来てくださった卒業生のように、活躍している方たちがたくさんいると思うので、私もそのようになりたいです。今は、何をやりたいか決まっていませんが、ずっと取り組みたいと思える仕事に巡りあえたら、その夢に向かって諦めずに頑張りたいと思います。」
自分の将来や学園で今学ぶべきことについて、真剣に考える有意義な時間となりました。
