１２月１７日（月）
高等科３年の製作したステンドグラスが、女子部講堂に設置された。
１０時過ぎから作業を始めたが、たわんでしまったガラスにあわせて木枠の溝を修正したり、幅木や廻り縁にあわせて土台の一部を削ったりと、最後まで気の抜けない作業が続いた。
製作に携わった高等科３年もお手伝いに加わり、１９時過ぎにようやく設置作業は終了した。
ステンドグラスのテーマは『光』。
１学期に、クラス全体で話し合いを行い、学部の大貫先生からお話を聞く機会もいただいた。
テーマは創世記の「天地創造」から。
初めに光があったことと、設置される女子部講堂は一日のはじまりを過ごす場所であることを重ねて、最終的に決定した。
次に、ステンドグラスの授業を選択したメンバーでデザインを考えた。
製作では、途中でガラスが割れてしまったり、大きさがピッタリ合わなかったりといった問題が次々に出てきた。
それらを乗り越え、美術工芸教育発表会前日にようやく完成した。
当初、発表会終了直後に講堂に設置する予定だったが、修正が必要であったために設置の時期が遅れた。
これまで使ってきたステンドグラスは３０年あまり使ってきたものだ。
今回製作した高等科３年は次のように話す。
「長く使ってきたものを変えることは貴重な経験。この先長く使っていくものをつくることに緊張や責任感があった。」
設置までには、指導くださった先生方や、男子部、学部、業者の方をはじめ、本当にたくさんの協力があった。
その方々に深く感謝したい。
また、高等科３年がこのステンドグラスにこめた思いを心に留め、これからずっと大切に使っていきたいと思う。
