中等科2年・3年は、「アフリカ 平和への取組み」という題で、アジア経済研究所の武内進一先生からお話を聞きました。
ルワンダの内戦を主に取り上げて、詳しくお話してくださいました。
アフリカは、欧米列強の植民地支配が根底にあり、国境と部族が一致しないということですが、ルワンダは王国がそのまま植民地化されてその後独立した国です。
その国にそう昔ではない1980年末に、ツチとフツの間に凄惨なジェノサイド(民族浄化)が起こりました。
なぜ起きたか、それをどう解決していったかを考えました。
また、冷戦では国と国との利害の対立が問題になったこと、ボスニア・ヘルツェゴビナの民族(特に宗教的な)対立が問題になったことなど、アフリカの場合と対比して分かりやすくお話をしていてくださいました。
昼食の時間には、武内先生から女子部全員へもお話いただきました。
「アフリカには紛争などの問題もある。しかし、アフリカへ行くと、力をもらって帰ってくる。素晴らしい一面がアフリカにはたくさんある。」
アフリカの新たな面を知っただけでなく、何事でもまずは良く知るのが大切であることを気づかされた講義でした。