リビングアカデミーとは - 自由学園 リビングアカデミー(45歳以上の方々の学校)

リビングアカデミーとは - 45歳以上の方々の学校【自由学園 リビングアカデミー】

リビングアカデミー

リビングアカデミーとは

リビングアカデミーとは

『リビング アカデミー』-全員で創る、それぞれで学びあう、

リビング アカデミーは、45歳以上の方を対象とする学校です。リビングアカデミーでは、"生涯の生活の中にこそ真の教育がある"という自由学園創立者の教育理念の下に、共に「学び」、皆と「交わり」、そして「楽しみ」、それを生かした活動を通して「社会に役立つ」ことを目指します。リビング アカデミーには、月に一度学生全員が集まり一日を共に過ごす「みんなの日」と、自分が選択して受講する「選択クラス」がありますが、その他にも皆さんが学びたい分野の新しい講座や、自らの経験と知識を活かして同好の方々とのグループ活動を立ち上げることを歓迎します。

リビングは「生活をすること」です。学園での生活を仲間と協力して治め、そこからも自らの新しい生活を見出していただけることを願っています。

※リビング アカデミーでは、「リビング アカデミー」を「LA」(エルエー)と呼び、表記します。

リビング アカデミーの設立

リビングアカデミーの「リビング」は自由学園の大切なモットーである「思想しつつ、生活しつつ、祈りつつ」の「生活しつつ」を英語にしたものです。4歳からの幼児生活団-小学校-中学校-高校-大学部にいたる一貫教育に、新しく45歳以上の方々を対象とする部門を設けようというものです。

自由学園の創立者である羽仁もと子は、「真実なる教育は、人の生涯を通して、老若それぞれの時代において、四季折々の輝きを具現するものでなくてはならない」と、著作『友への手紙』(1948年)の「生命のかがやき」の中で述べています。

学ぶという行為に、年齢制限はありません。また、自由学園において「学ぶ」ということは、ただ教室で知識を詰め込むだけではなく、自然豊かな広いキャンパスを一杯に使って、生活し活動することでもあります。

リビング アカデミーの思想

自由学園のモットーにもうひとつ、「生活即教育」があります。

リビングアカデミーでも、自由学園の広いキャンパスを一杯に使って生活し学びます。参加される皆様は、自由学園の学生となって講座で学びながら、ときに農芸にいそしみ、木工に精を出し、染色や織物に打ち込み、食事作りを研究するなど、広い意味で活動し生活をしていただきます。

そしてその活動を支えるため自分たちの身の回りのことを「家族」というグループに分かれて行います。そして「そ・し・あ・る」"そ(掃除)、し(支度)、あ(後片付け)る"も、リビングアカデミーの生活にとって大切な要素です。リビングアカデミーにおける生活や活動を学生が中心になって運営し、また、新しい講座や研究活動を企画するときにも、学生の方に参加していただきます。

リビング アカデミーの目標

リビングアカデミーのモットーは、「学び」「交わり」「楽しみ」そして「社会に役立つ」です。共に「学び」、皆と「交わり」「楽しみ」、そしてそれらの活動を通して自分たちの中だけに留めず、「社会にすこしでも役立つ」ことによって、リビングアカデミーに参加された方々とご一緒に、より良い社会を築くために少しでも貢献していきたいというのが、私たちリビングアカデミーの目標です。

リビング アカデミー賛歌

人生の四季折々の輝きを
映して集う ここ 南沢
学び 楽しみ 輪が生まれ
社会に刻み 役立てる
ケヤキのこずえに 空高く
リビング アカデミーの志(こころざし)

もみじ坂 秋のいろどり 鮮やかに
映して集う ここ 南沢
つくり 耕し 輪が生まれ
社会に刻み 役立てる
銀杏燃え立つ 空深く
リビング アカデミーに祈りあり

作詞: 水木 楊
作曲: 小谷野 謙一