日本史のアクティブラーニング/近況 - 自由学園 男子部/東京の私立中学・高校

日本史のアクティブラーニング/近況 - 東京の私立中学・高校【自由学園 男子部(中等科・高等科)】 - 中高一貫教育

近況

日本史のアクティブラーニング

2016年12月19日

歴史の授業では、自分の言葉で論述することをアクティブラーニングとして行っています。中等科2年生の歴史では、「荘園制が奈良、摂関期、院政期にどのように展開するか」という高等科でも難しいような問題を試験に出しました。授業でも論述に取り組み、詰めとしての出題です。「(前略)やがて12世紀になると有力な寺に土地を寄進する農民が出てきた。寺は特別な力があったので税は取られなかったからである。だが、受領はそのような荘園も認めたくなく税がほしかったので不正に税を取ろうとした。この事により僧が怒って僧兵が強訴して、当時の上皇が降参してこの荘園も成立した。」この説明は、自分の言葉で補足しており、事実かどうか確認し難い部分も含まれています。しかし、生徒の想像力によって歴史の実態を理解した回答として貴重な取り組みであると言えるのではないでしょうか(角田)。

     

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