今日から高等科生徒を対象に美術の張り出し勉強が行なわれています。
本校では、学期末の時間を活用し、集中的に作品作りに臨みます。
高等科1年生は、中等科の授業を担当していただいている日本画家の清野圭一先生にご指導いただき、「静物画のデッサン」というテーマのもと、モチーフを観察して木炭でデッサンを行いました。
高等科2年生は、長年にわたって本校の授業を担当していただいている、彫刻家の古川武彦先生にご指導いただきました。テーマは「アルミ板から立体を作る」で、紙でデザイン模型を作りアルミ板で実際に形にすることを一日かけて行ないました。
高等科3年生は、学部で日本画の講義を担当していただいている、日本画家の滝沢具幸先生にご指導いただきました。
滝沢先生には長年、学園の美術教育を支えていただいています。
テーマは「私の木」と題して、校内の広いキャンパスから自分の木を選び、水彩画に仕上げます。
今日は、校内を歩き、自分が気にいった木のデッサンをしました。生徒のなかには、「毎日通っているキャンパスだが、こんなに1つの木と向き合ったことは初めてだ」と感想を述べる生徒がいました。奇麗に紅葉したキャンパスの中でデッサンをしている生徒の姿は、まるで木や自然と会話しているような様子でした。