高等科３年生は、３月４日から７日まで３泊４日で、宮城県石巻市にある十三浜に支援活動に行って来ました。
十三浜地区は、震災直後から自由学園・婦人之友社・全国友の会が連携して支援活動を続けて来ている地区で、男子部では昨年９月の修養会でも訪れた場所です。
（修養会についてはこちらから）
活動内容としては、養殖ワカメの収穫の繁忙期を迎えている漁師さんの所でお手伝いをさせて頂いたり、仮設住宅で暮らしている方々を招いて音楽の会やお茶の会を開催して交流したり、普段は手が届かない住宅のお掃除をしたり、グループホームの利用者の方々や保育所の子供たちと交流したりしました。
漁師さんのお手伝いをさせて頂いた班は、期間中は残念ながら、雪や雨が降ったり、強風が吹いたりしたために、船を出してのワカメの収穫作業はありませんでしたが、塩蔵したワカメの芯抜き作業（ワカメの葉を茎から切り離す手作業）のお手伝いをさせて頂きました。
（＊養殖ワカメについて詳しくは、雑誌『婦人之友』の最新号２０１４年４月号の「十三浜わかめクラブ通信」（170～175頁）をご参照下さい。）
グループホームや保育所の班は、若い力で利用者の方々や子供たちと交流させて頂き、とても喜んで頂けました。
仮設住宅で活動した班は、早くも３年目にもなってしまった仮設住宅での暮らしの中で、換気扇やエアコンのフィルターの掃除など普段はなかなか手が届かない部分のお手伝いをさせて頂き簡単な作業でしたが、とても喜んで下さいました。また仮設住宅の集会室で開催した音楽会やお茶会にも２０人近い方々が集って下さり、楽しい一時を過ごすことが出来ました。
４日間の活動を終えて最終日には石巻から仙台に移動し、昨夏の修養会の際にもお世話になった仙台友の会に立ち寄り、今回の活動の報告を行ってから、学校に戻りました。
高等科卒業を前にクラス全員で、作業や音楽、交流、お掃除など、これまでにそれぞれが培ってきた力を活かして活動をすることができました。
