―３日目―
朝は雨が降っていたため、礼拝の後、室内で双眼鏡の使い方を勉強しました。
双眼鏡に触れるのは今日が初めてです。
基本的な構造を理解し、実際に対象物を決めてピントを合わせる練習をしました。
朝食後はそれぞれ勉強に取り組み、10:00頃からサウンドスケープの作成に取り掛かりました。
サウンドスケープとは音の絵本のようなもので、聞こえてきた音を、一日の時間軸に沿って表していきます。
家族ごとに、自分の印象に残った音を、一枚の模造紙にまとめていきました。
発表会に向けて、着々と準備が進められました。
昼食後、農場で使われてるトラクターの絵を描きました。
運転席に乗って高さを確かめて、好きなトラクターを選んでスケッチを始めました。
色を重ねるにつれ、力強い、今にも地面を軋ませながら走り出しそうなトラクターが、画用紙の上に現れました。
夕食後には、全員で近くの蛇尾川（さびがわ）まで歩いていきました。
北斗七星やさそり座、遠くの空には雷の光も見ることができました。
蛇尾川は、普段は砂利の下を川が流れていて、上流で多くの雨が降ったときにだけ、その姿を現します。
三日月の輝く空の下では、明かりがなくても周囲は十分に見渡せます。
一人ずつ離れて場所を決め、星空を眺めたり、遠くのよたかの声に耳を澄ませながら、それぞれの一人の時間を過ごしました。
20分ほどの時間でしたが、それぞれ静かに過ごした後は、皆の距離がなぜだか少し近づいたようでした。
近況（全学年）
