6年生は家庭科(木工)の授業で、文箱づくりをしました。指導は、女子部の遠藤智史先生です。
文箱の大きさは、縦33㎝横25㎝高さ9㎝で蓋が付いています。
材料は、箱部分がヒノキ、蓋は山栗です。ヒノキは、今から70年前に、男子部の高等科3年生が、飯能市の名栗に植林したものです。
一年前、5年生の時に社会科・林業の学習で、名栗の植林地等へ見学に行きました。その時に製材所で、伐って間もない木を製材する様子を見せていただき、みずみずしい木肌に触る経験をしました。その木を約一年寝かしたものが、今回使った木材です。
一枚の板に線を引き、ノコギリで切り、組み立てて、釘を打ち、紙ヤスリで磨いて、蜜蝋で塗装をし箱が完成しました。
授業の最後に、木を植えた方々が昨年来校された時のお姿や、70年間の植林地の変化、などの写真を見せていただき、自由学園の植林の歴史について知ると共に、樹の一生、環境についても多くのことを学びました。