5.6年生 東京国立近代美術館 鑑賞学習/近況(全学年) - 自由学園 初等部(小学校)/東京の私立小学校

5.6年生 東京国立近代美術館 鑑賞学習/近況(全学年) - 東京の私立小学校【自由学園 初等部】 - 人間の土台を創る一貫教育

近況(全学年)

5.6年生 東京国立近代美術館 鑑賞学習

2016年9月23日

3.4年生に続き、9/16(金)、5.6年生は東京国立近代美術館に鑑賞学習に出かけました。

館内では、まず10名前後のグループに分かれ、所蔵作品展示室にてギャラリートークを行いました。250点ほどの展示作品の中から、ガイドスタッフの方が各グループそれぞれ3作品を絞って選んで下さり、それらの作品について、対話しながら作品を鑑賞して行きました。

5.6年生では、感じた事を言葉にする時、一度よく自分で考えてから、発言する場面が多く見られました。ガイドスタッフの方に様々なヒントを頂きながら、慎重に、そしてじっくりと鑑賞して、皆作品に対しての理解が深まった様でした。

川端龍子≪草炎≫を鑑賞した児童の日記より
「・・・かたまった葉のまわりに、するどい葉がとび散っているような感じで絵がかかれているから、花火をイメージしたのかなと思いました。」
「金銀を混ぜた色でも、少し銀に近いようなうすい色から、金に近いこい色がきちんと表現されていました。金と銀を混ぜる割合で色を変えていて、すごいなと思いました。」
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野田英夫の≪帰路≫を鑑賞したグループでは、この絵の中の主役は何だろう?という問いをみんなで考えました。中央の大きな人物と考えた児童もあれば、考えるポーズをして小さいけれど一際目立つ女性だと答える児童もあり、はたまた大きく描かれた花束ではないかと考えた児童もありました。みんなお互いの意見に興味深く耳を傾けていました。
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ギャラリートークの後は、30分間の自由行動の時間がありました。1人にならないという約束をして、所蔵作品展と企画展【トーマス・ルフ展】を自由に鑑賞しました。
トーマス・ルフ展では、「本当に全部写真なの?」と言う感想も聞かれました。広い館内で様々な作品を鑑賞しあっと言う間に時間が過ぎました。

児童の日記より
「(アレクサンダー・カルダー作≪モンスター≫について)はり金で作っていてバランスがとれていた。私は太いはり金の部分がキリンみたいに見えた。」
「心に残ったのは、戦争画です。ああいう絵しか描いてはいけない時の絵でとてもいんしょうに残りました。行ってよかった。」
「まず4階から周りました。≪エロシェンコ氏の像≫を見ました。みんなの絵からの想像がすごく、“本が好きな人”や、“ソファーにすわっている人”などと思ったそうです。ぼくは自画像だと思いましたがちがいました。」
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