最高学部で考古学を教えていらっしゃる奈良先生のご指導のもと、6年生が自由学園の遺跡について勉強をしました。
普段、自分たちが生活をしている建物の真下に、縄文時代のムラの跡が眠っている、ということを聞いて6年生も驚いたようでした。
火を使った跡や、生活のための道具が多く出土したこと。
90軒以上の竪穴住居の跡が輪を描くように見つかり、ここにムラがあっただろうこと。
縄文時代の人々の生活が、目の前に浮かんでくるようでした。
奈良先生のお話の後は実際に出土した土器のスケッチをしました。
色々な形の土器を目の前に、太古の生活の跡に、じっくりと向かい合いました。
色鉛筆のサッサッという音だけが教室に残るような集中した時間が流れました。1枚目が終わると、形の違う土器で2枚目を描く人も随分ありました。
子どもたちが描いた土器のスケッチは見事でした。
奈良先生も、子どもたちのスケッチを手に、火が当たって変色している部分や、縄文土器特有の縄目の模様まで、とても丁寧に描けていると褒めて下さいました。
歴史に間近に触れるとても貴重な機会となりました。