<2日目>
朝は、体操と礼拝から始まりました。初等部でしている朝の体操を係の子どもたちが前に立ってします。礼拝では、各班から一人ずつが今日一日の生活に向けて一言のお祈りを捧げました。
2日目の活動は馬房掃除から始まります。馬が生活している馬房に入り、水を変え、ボロ(糞尿)の始末をし、新しいおがくずをしきつめてあげます。グループで協力して、全ての馬房がきれいになるように力を出しました。二日目になると、世話をしている馬たちへの愛着も湧いてきます。皆、額に汗をうかべながら、懸命に働きました。
爽やかな汗を流したあとは、待ちに待った乗馬トレーニングです。
馬装は、もちろん自分たちでします。教わったことを、お互いに聞きあい、思い返しながら進めます。
馬の進め方、止め方、曲がり方、乗り手がリーダーとなって、馬に指示を出します。中途半端な指示は馬を混乱させてしまうよ、と注意が飛びます。自信をもって馬に指示を出すのはなかなか難しいことで、慣れるまでは子どもたちも懸命の試行錯誤です。
馬の自然な歩幅で歩いていく「常足」、軽く跳ねるように歩く「速歩」、振動を軽減するために馬のリズムに合わせて乗り手が「立つ」、「座る」を繰り返していく「軽速歩」。障害物を倒さないようにジグザグに歩いていく「スラローム」。
新しい技術がどんどんと加わっていきます。
子どもたちは、自分の順番を楽しみに待ちながら、友達の乗る姿をじっと見ています。「よく見る」を通して、自分の番が回ってくる頃には、いくつかのコツをつかんでいます。そうして、どの子も、着実に、見事に馬を乗りこなせるようになっていきます。夕方まで、たっぷりと乗馬トレーニングをした後には、一日お世話になった馬たちに感謝の気持ちを込めて丁寧にお世話をしました。