5年生が2泊3日で長野県の蓼科ポニー牧場に出かけました。
組の目標は「協力し合う」と「細かいことをしっかりとやり、ルールを守る」でした。
<1日目>
初等部の皆の見送りを背に、バスで長野県に向かいました。
リーダーの2人を中心にお世話になる牧場の方々に「よろしくお願いします」と挨拶をします。お弁当を頂いた後は、部屋作りです。
部屋の使い方や布団の敷き方など、生活のための準備をしました。
労働着に着替えていよいよ乗馬トレーニングです。
ポニー牧場では、馬に乗るだけではなく、馬のお世話から馬装まで、全てを自分たちでします。
ブラッシングや蹄の掃除の仕方、鞍の付け方から、手綱の握り方、馬の引き方まで一気に教わります。
子どもたちは、馬の大きな体に戸惑いながらも、一生懸命に世話をしました。
組をいくつかのグループに分け、馬装と乗馬トレーニングをしました。
馬の足並みに揺られると、自然と笑顔が溢れてきます。
乗馬の後は、乗せてもらった馬に感謝の気持ちを込めてお世話をします。乗馬トレーニングとお世話とは、いつもつながっています。
「してもらうこと」と「してあげること」。
大切なことを学んでいきます。
夕方まで、たっぷりと乗馬トレーニングと馬のお世話をした後は、自分たちの生活です。鐘ならしや食事用意、食器洗いの仕事は、初等部の生活からそのまま持っていきます。普段の初等部の生活が、試される場面です。
声を掛け合いながら、それぞれが自分の役割を果たしていました。
食後には集中勉強の時間をとり、一人一人が日記を書き、教科の課題に取り組みました。食器洗いのグループの仕事が終わると、全員が静かに勉強に取り組む時間をもつことができました。夜は、牧場長のムクさんに、馬の「視野」について話をして頂きました。馬の体の仕組みについて、皆が真剣に聞き入っていました。