通常授業も終わり、初等部ではクリスマス会が行われました。
礼拝の会場である体育館には、クリスマスをモチーフにした作品と真っ赤なポインセチアがたくさん飾られていました。ちなみに装飾されていた作品は、３０年前の６年生が卒業制作で家族ごとにクリスマスのお話を、自分たちで焼いて作ったタイルを使って絵に表したものです。ほかにも昔美術で子どもたちが制作した、飼い葉桶で眠るイエス様とそれを見守る人や天使や動物のお人形も装飾されました。
矢野学園長からクリスマスのお話や６年生によるミセス羽仁のクリスマスのお話の朗読を聴いた後、たくさんの讃美歌を歌いました。２学年ごとに歌うものもあれば、全員で歌うものもありました。
どれも気持ちよく歌うことができ、イエス様のお誕生日をお祝いすることが出来ました。
音楽の贈り物は、２人の音楽家からのバイオリンとピアノの演奏です。
演目は、
「愛の喜び」：クライスラー作曲
「四季」より「冬」第２楽章：ヴィヴァルディ作曲
「幻想即興曲」：ショパン作曲
「ひいらぎかざろう」：讃美歌
「チャルダッシュ」：モンティ作曲
でした。心がおどるようなリズムもあれば、休まるような落ち着いたリズムもありました。とてもきれいで美しい音色に会場全体が聴き入ってしまいました。本物の音楽を目の前で観て聴くことができ、贈り物がみんなの心に届いたのではないでしょうか。
礼拝が終わり、いよいよお食事です。この日はテーブルの配置も、お献立もディナーベルも全てがクリスマス仕様です。６年生の奏楽に合わせ、食堂に入りそれぞれのテーブルに座ります。食堂内は、真っ赤なポインセチアと各学年が作ったクリスマスの作品が至るところに装飾されており、そしてそれぞれのテーブルは小さなキャンドルに灯りがともり、クリスマスカードが添えられた美味しそうなお食事が配膳されていました。
みんなで美味しく頂いた後、先生たちからも子ども達へ贈り物がありました。
「アメイジング・グレイス」のハンドベル合奏です。例年は歌の贈り物だったので、子ども達は驚いた様子でしたが、楽しそうに聴いていました。
またこの日は、全員で一緒にいただくお食事は２学期最後ということもあり、いつもお食事を作ってくださる父母の方々に感謝の気持ちとして、初等部生の美術作品が詰まったカレンダーをプレゼントしました。
いろいろな贈り物があったクリスマス会になりましたが、みんなでイエス様のお誕生日をお祝い出来たこと、それが何よりのプレゼントだったのかもしれません。
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