水泳学習の合間に6年生が土器の勉強をしました。
先生は最高学部で考古学を研究している奈良先生です。
自由学園の敷地には遠い昔集落があったことにより、現在でも縄文土器がよく発掘されます。
子ども達の中にも、「畑付近で遊んでいて土器を見つけた」ということが珍しくありません。
今までに集めた土器を持ってきて、この日奈良先生に報告する姿も見られました。
今回の授業は、縄文時代についての知識を勉強した後、実際に学園内で発掘された土器をスケッチするというものです。
土器によって模様も焼け具合も違うため、皆集中して細かく観察し、絵に表現することが出来ました。同じ土器をスケッチするということでも、模様の描き方や影の使い方、色の使い方など、本当に様々な表現が成されていました。
授業の最後には粘土と縄・竹ひご等を使って、実際に土器の模様を作る体験活動がありました。
縄を転がしてみたり押し付けてみたり、竹ひごで刺し込んでみたり引っかいてみたり、と色々な方法を試して楽しむことが出来ました。本物に触れたことで、各々が感じたことが学習となり、土器についての学びを深めることが出来ました。