５年生が４日間長野県の蓼科ポニー牧場で、組の年間目標である「ルールを守る」の下、「計画を立ててしっかり生活する」「馬を大事にする」の２つの目標、そして「感謝の気持ちを持つこと」を大事にしながら宿泊学習をしてきました。
こちらの記事では前半２日間の様子をお伝えします。
【１日目】
朝、初等部の皆にお見送りをしてもらいバスではるばる長野まで行きました。
牧場に着き、部屋の整理を自分たちでした後、開村式が行われました。
自分たちの言葉で、気持ちの良い挨拶ができました。
さあ、いよいよ牧場での労働・乗馬生活の始まりです。
早速、馬のブラッシングと裏掘り（足裏の掃除）、手綱や鞍の取り付け方などを教わりました。子どもたちは馬の大きな体に少々戸惑いながら、がむしゃらに頑張りました。
一方では、順番に乗馬を行いました。
初日は引き馬で馬に慣れるところから、常歩（なみあし：ゆっくり歩き）・停止といった基本練習です。どうしても目線が下に向き、上手く馬をコントロール出来ないこともありましたが、乗馬をして皆自然と笑顔が溢れていました。
乗馬後はもちろん感謝の気持ちを持ってお世話をします。皆とても綺麗にしてくれました。
一日の最後にえさをあげる際は、子どもたちはもちろんですが、馬たちもあちこちで鼻息を荒くして待っており、とても賑やか時間となりました。
集中勉強・日記・お風呂、そして全員集まっての夕食を済ませた後は、中村部長とナイトハイキングに出掛けました。懐中電灯は極力使わず、人間の持つ眼の力を中心に自らの五感だけを頼りに真っ暗闇へ進むと、水辺で蛍を発見したり、鳥の声を聴くことも出来ました。
【２日目】
礼拝とともに、東京に比べとても涼しい朝を迎えることが出来ました。
礼拝後には馬たちに朝ご飯をあげ、朝食・掃除を済ませ、２日目のお世話・乗馬が始まりました。
あいにくの雨となりましたが、馬房（馬の部屋）掃除という新しい仕事を頂き、皆一生懸命取り組んでいました。ボロ（糞尿）を取り除き、新しいおがくずを入れる作業を中心に、皆で声を掛け合って取り組めていました。
乗馬では、午前は常歩で馬をしっかりとコントロールすること（進む・停止・曲がる・スラローム）をじっくり行いました。午後は速歩（常歩から少し早くなりリズム感のある歩き）での乗馬を練習しました。とても集中して取り組めており、どんどん上達していました。もちろん友達の乗馬を見ることも上手くなる近道です。ここでも組のまとまりが見ることが出来ました。
夜は、牧場長のムクさんに馬についてお話をして頂きました。馬の歴史、体のつくり、感情の表し方など様々な内容でした。子ども達はムクさん独特の話術の虜になり、楽しい時間となりました。
前半２日間でだいぶ馬に慣れて作業の手際が良くなり、名前も覚えお気に入りの馬も見つける子ども達が増えてきました。生活面では整理整頓や身支度など、課題は残りましたが後半に繋がる前半２日間でした。
