2011年5月6日（金）に、学園特別実習自然誌・環境グループが、学園内で春の自然観察会を行いました。今年は、学園創立90周年の記念式典を行う予定があり、観察会を例年よりも遅い5月6日に予定していました。しかし、3月11日に東日本大震災が発生した為、記念式典が中止になり、新学期が4月18日に始まったので、観察会を予定通り行う事が出来ました。
観察会では、参加いただいた方10名くらいで1グループになっていただき、学生が共に1時間程自然観察をしました。参加者された方の中には、この地域の植物に詳しい方々もおられ、学生が教えていただくことも多く、お互いに学びあいながら創り出す観察会であったと思います。その後、代表の方にお話をいただいたり、学園の震災支援の取り組みについての報告を聞いていただきました。
今年の気候は、例年よりも暖かくなるのが遅かったので、4月下旬に咲くヒトリシズカやホオノキ、ハンカチノキの花等が沢山見られました。
今回は、特別な状況のなかでの観察会となりましたが、沢山の方々においでいただき、大変感謝しています。この経験を糧に、秋の自然観察会を更に良いものにしていこうと思っています。
（左）湧水フォーラムで参加者が通られた立野川沿いの道 （右）ホオノキ
（左）エビネ （右）ハンカチノキ
