ネパールワークキャンプ活動報告(6)/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

ネパールワークキャンプ活動報告(6)/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

ネパールワークキャンプ活動報告(6)

2023年8月30日

8月26日
ナマステ!今日はスンダルバスティ(植林地)まで行きました。車を降りてチヤ屋さんで1杯いただいたあと、クリシュナさんのお出迎えでスンダルバスティの村人たちのところへ向かい、ミーティングをしました。神先生が日本語で、それを夏井先生が英語に訳し、それをスンダルバスティ村の方がネパール語にして伝えてくださるという、3カ国語でのミーティングは村の方たちの反応を見るに大成功です。ちなみにそのネパール語に翻訳して下さった方は、スウェットガネッシュ(学校)卒の方で、自由学園からのスカラーシップ(奨学金)を得て勉強をした人でした。学校を卒業後は、2年間のサウジアラビアに行っていたそうです。素晴らしいご縁だと思いました。

村人とのミーティング

  

その後はクリシュナさんの案内でスンダルバスティの植林地を見て回りました。険しい斜面の道なき道を進みながら、これは何の木だとか実が何だとか、解説して下さいました(もちろんネパール語で)。なかでも印象に残ったのは、カルダモン(向こうの言葉ではアライチー)を根っこのところから取って見せていただいたことです。カルダモンはネパールでは高級だそうで、勝手に採られてしまうこともあるということでした。

植え付けたカルダモンが根付いて今ではこのように

  

帰りはバスでバネパまで戻りました。バス内は常に陽気な音楽が流れ、それでとても揺れたので、まるでダンスをしているかのようでした。
午後はバネパの町で買い物をしました。小田先生のお友達がやっている金物屋さんに行きました。2軒並んでいて、そこのご主人たちは兄弟だそうです。金物屋では品物を秤にのせて、その重さや何かで値段が決まるみたいです。話しているうちに何だか少しおまけしていただきました。
その後靴下を買いたいと言って店を探していると、小田先生があそこの店にあるんじゃないかとおっしゃったので、聞きに行くと、本当に売っていました。棚の中から出してきて、「どの色にしますか?」と聞かれました。
いくつか買って、次はベルトが欲しいなと思っていたので露店に見に行くと、そこの店主のおじさんが「これが良いよ!」と勧めてきます。私には少し大きすぎたので、入らないからいいと言うような素振りをすると、「穴を開ければ大丈夫だ」と穴あけ機を見せてきます。それで一本選んで穴を開けてもらいました。ネパールの人たちは商売上手で、買わされたな、と少し思いましたが、今日はとても満足しました。
夜には初めて月が見えました。明日も天候に恵まれると良いですね。

ベルトに穴をあける店員さん

 
文・写真:二宮 新(最高学部3年生)

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