美術工芸展が無事終わった直後ですが、今日は音楽を履修している学生（1年生必修、2年生以上自由選択）が、コーラスの練習に取り組みました。しかも、初等部5・6年生と一緒に、です。
学部生と初等部生との合同練習
今回初めて、学部生と初等部生の合唱にチャレンジしています。大学生と小学生では体格も声量も大きく違う中で、ひとつの音楽を創り上げることは簡単なことではありません。それぞれ、音楽の授業の中で練習を重ねて、たった1回の合同練習は30分間。カリキュラムも時間割も大きく異なるために、調整に調整を重ねて今日の合同練習を行うことができました。
曲目は、混声合唱「平和の祈り-アッシジの聖フランシスコの祈り-」（アラン・ポート作曲、町田治編曲）。初等部生にも理解しやすい日本語訳の歌詞は、「主よ、あなたの平和のため私を用いたまえ」で始まる有名な祈りです。
練習開始直後は、なかなか息が合わず音程も不安定でしたが、言葉をひとつひとつ確かめながら発音や発声を繰り返すうちに、祈りの言葉がハーモニーとなって響くようになりました。本番は12月5日朝の全校礼拝です。クリスマスを迎える大切な時に、学部生と初等部生のコーラスが様々な人たちの祈りとともに届くようにと願っています。
文・写真 咲花昭嗣（学部教員）
