美術展閉幕/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

美術展閉幕/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

美術展閉幕

2016年11月21日

美術工芸展は秋晴れの中で幕を閉じました.それでも朝の数時間,このようなことは初めてのことですが,濃い霧が立ち込めていました.お客様は最終日もたくさんいらしてくださり,今日の終了報告では,初日2542名,2日目4340名の計6882名であったそうです.ありがとうございます.

私は見残した作品を見て,それを制作した学生と話し,その後再度すべての作品をじっくりと見てきました.あらためて,彼ら彼女らの技術に感心し,それ以上に着眼や発想に興味をひかれました.

美術展閉幕

作品と制作した学生

今年の特徴のひとつに,美術や芸術の範疇をこえて,学生が行っている研究活動とつなげているものが多くあるなとも思いました.ライフスタイルのゼミ生が学内の標識や案内を制作・展示してアンケートを取っていたり,数理モデルとインターフェイスのゼミ生がパーソナルカラーの研究を正門前のフェンスの展示作品にしたり,中にはデンマーク体操を実際に行っている者もいました.

美術展閉幕

美術展中にデンマーク体操を行う

ギャラリートークの時間も盛況でした.制作者が作品解説をして,ご来場の皆様も興味深く聞いておられました.美術顧問の滝沢具幸先生も「織りの色やフェルトの面白さなど,作品全体が充実している.美術を好きという気持ちが伝わってくる」と講評を述べてくださいました.

美術展閉幕

盛況だったギャラリートーク

美術展終了の翌日の朝の集まりで,総リーダーを務めた中田樹くん(2年)は「会期中はずっと総合案内をしていていたので,直接作品を見ることは(内覧会以外は)できなかったが,お客様の反応から,それがきっとよいものであったと感じた.準備期間も含めて長い間本当にお疲れ様でした」と学生・生徒をねぎらっていました.

美術展閉幕

労をねぎらうリーダー

文・写真:遠藤敏喜(学部教員)

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