公開合同ゼミを振り返って/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

公開合同ゼミを振り返って/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

公開合同ゼミを振り返って

2016年11月16日

11月7日から9日までの3日間、学部棟3階中教室で、最高学部3年生による公開合同ゼミを催した。1日目は「数理モデルとインターフェイス」と「世界と日本の文化」が、2日目は「環境と経済・社会」と「自然の理解と創造」が、3日目は「ライフスタイル」と「人間形成と教育」のゼミが、研究発表とディスカッションを行った。

公開合同ゼミを振り返って

ディスカッションの様子

今回は、これまでの合同ゼミでは行っていなかった新たな試みとして、「よりよい社会」という統一テーマを3年生全体で掲げることにした。それぞれが行っている研究やゼミで取り組んでいる研究がこのテーマとどう関るかも研究発表で語ってもらい、ディスカッションでは研究内容だけではなく、このテーマを巡っての意見も述べあった。

研究はどのゼミもまだ始まったばかりなので、今回のゼミ発表を機にこれまで学んだ知識をまとめたり、方法論を活かしてみたり、という感じであった。が、終わってみて振り返ると、今後どのように研究を進めていくかの指針が得られたという感もあった。ディスカッションもリハーサルの時は盛り上がるかどうか心配したが、いざ始まってみると1時間という与えられた時間があっという間に過ぎ、もっと時間を増やしてもよかったくらいであった。また、参加してくれた4年生の意見はさすがだなと唸らされることが多く、先生方のコメントはときに辛らつでもあったがやはり有益であった。

公開合同ゼミを振り返って

公開合同ゼミを振り返って

リーダーの3人で務めた司会・進行

例年とは違った試みであったため、運営面で反省点が多くあるが、今後に活かしたい。自分の研究をディスカッションを通して掘り下げることができ、そして他のゼミとの関わりから視野を広げることもできた。渡辺憲司学部長からは、最後に講評として「もっと批判的精神を持つこと」と「ディスカッションではもっと演じるとよい」というアドバイスをいただいた。ゼミは週に5コマあり、そのうちの2コマは3・4年生合同のそれぞれのゼミの時間で、1コマは各ゼミの専門を学ぶ時間であるが、もう2コマは自主ゼミと言って学生に任されている時間である。3年生全体で今後この時間を活かすと何か面白いことができる予感がした、そういう公開合同ゼミであった。

公開合同ゼミリーダー:加藤紗矢・藏原惟史(文責)・横山智史(いずれも学部3年)
写真:田中悠貴(学部1年)

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