2014年12月23日（火・天皇誕生日）に東久留米市役所・市民プラザホールにて、自由学園主催、東久留米市・団塊くるねっと共催、夢 勇気 アンド ユー~ネパール学校建設支援の会～協力で、ネパールワークキャンプの活動報告会を行いました。
宣伝のパネル
この活動は、最高学部が1990年から毎年夏に行っているネパールでの植林を中心としたワークキャンプです。ネパールの政情の問題などもありましたが、25年間一度も途切れずに続けてくることが出来ました。植林以外にも、活動地域の学校との交流や、学生が村を訪れて生活の様子を伺うプログラムなども行っています。
昨年、東久留米市の環境展に参加した際に、ネパールの活動を紹介したパネルがあったことがきっかけで、初めて学外での報告会を行うことになりました。3月に団塊くるねっとの例会にて、ネパールワークキャンプの概要をお話して、開催が正式に決定しました。10月からは月1回の実行委員会を開いて準備を行い、23日を迎えました。
当日は14時に開会し、最初に学園長が開会の挨拶を行いました。その後、自由学園の沿革、ネパールについて、ネパールワークキャンプの目的と歴史、今年度のネパールでの活動について、学部1年生が報告しました。次に夢 勇気 アンド ユーの活動報告をしていただき、東久留米市市民部生活文化課市民協働係の井上卓係長よりまとめの言葉をいただきました。最後に各団体の展示パネルの前で直接質問を受けたり、さらに詳しいお話をしたりという時間を持ち、16時半に閉会しました。
挨拶をする矢野学園長
学生からの活動報告
今回の報告・展示パネルなどの準備に際しては、ネパールワークキャンプに参加した上級生達も惜しみなく力を出してくれました。当日スタッフとして参加してくれた人、当日は所用で残念ながら参加できなかった人、そのような人たちの力とネパールワークキャンプへの思いが結集した報告会だったと思います。70名ほどの方が参加され、熱心に報告を聞いてくださいました。この活動報告会が、自由学園の教育やネパールでの地道な活動を知っていただく機会になれば幸いです。
展示パネルの一部
最後になりますが、団塊くるねっとおよび東久留米市にはこの報告会をさまざまなところで支えていただき、心より御礼申し上げます。また、今回知己を得ました夢勇気アンドユーの皆様とも、情報交換や交流を続けていければと思っております。
文：小田幸子（学部教員）
写真：花井聖仁（学部2年）
