学園特別実習報告会を開催しました/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

学園特別実習報告会を開催しました/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

学園特別実習報告会を開催しました

2011年3月12日

学園特別実習報告会2010年度学園特別実習報告会が、2011年3月12日に記念講堂で行われた。学園特別実習は、最高学部1・2年生が学校運営に関わる最高学部特有のカリキュラムである。この報告会は1年間の活動を振り返り、学びを深める機会となっている。


本来は男子部・女子部高等科の生徒に報告を聞いてもらう予定であったが、前日の三陸沖大地震の影響で男子部・女子部は休校となったため、それはかなわなかった。しかし、父母、先生方や学部3・4年生が足を運んでくださり、報告する1・2年生の大きな励みとなった。
農芸、自然誌、消費経済、図書、食、施設管理、考古学、樹木・庭園(報告順)の計8グループからそれぞれ、一年間の活動報告とそこから得た知見が報告された。各グループの特徴やメンバーの個性が現れた内容であった。
農芸グループは昨年度と今年度の野菜収穫量を比較し、今年度の減少の理由を分析し、報告した。考古学グループは、来年度秋にオープンする自由学園クラブハウスしののめ寮で土器を展示する。その展示方法を発表した。最後に報告した樹木グループは、時に辛い労働は学校にとって重要な働きであり、机上の勉強からは得られない学びが自分達自身にしみついていると振り返った。
方程式を当てはめるのではない。指導教員の元、学生が考え、学生が体を使い、学生が実現させる。それは、自ら学びを獲得する「生きた勉強」であると思う。だがそういった経験も、まとめ、振り返って、初めて自分のものとなる。一時は開催も危ぶまれたが、こうして無事報告会ができたことに感謝し、来年度の実習に向けて大きな励みとなった。
最後に、前日の大地震にも関わらず、足を運んでくださった父母の方々に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。
学園特別実習報告会 学園特別実習報告会
文:梅津史雅・水谷理恵(学部1年) 写真:遠藤敏喜(学部教師)

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