4年生の卒業研修旅行/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

4年生の卒業研修旅行/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

4年生の卒業研修旅行

2011年2月28日

4年生の卒業研修旅行2月15日から23日までの9日間、最高学部4年48名(56名中)は、マレーシアのクアラルンプール、ペナン島へ卒業研修旅行に行った。
クアラルンプールでは、国立熱帯雨林研究所の見学や、現地の伝統工芸であるバティック(ろうけつ染め)の体験、さらに市内にあるモスクや独立記念碑、王宮などを拝見しながら、現地ガイドから説明を受けた。熱帯雨林研究所は、自然林ではなく、もともと炭鉱だった広大な土地に、研究のため一本ずつ植樹した人工林であるという話を伺い、大変驚いた。日本ではなかなか目にすることのできない樹木や植物を見ることができ、皆興味深く研究所員の話に耳を傾けていた。


3日目には、ゴム園とマラッカを訪れた。マラッカは2008年に世界遺産に登録されたばかりである。ここでは、お寺やババニョニャ博物館、オランダ広場、セントポール教会跡などを見学した。ババニョニャとは、マレーシアに数百年前に移り住んできた華人の男性や、彼らと結婚した地元のマレー系女性のことを指し、博物館は裕福なババニョニャの私邸として建てられたものを一般に公開しているもので、衣装や、ヨーロッパから輸入した家具など、当時の文化を肌で感じることができた。また、オランダ広場などから16世紀初頭のオランダ・ポルトガル支配の歴史を垣間見ることもできた。
ペナン島では、ハードディスクの中身を製造しているKPTEC社の工場とフルーツファームを見学した。KPTec社では卒業生の梶田さんのお力添えにより、工場内の見学をさせていただいた。自由行動では、ホテルのプール、海釣り、マリンスポーツ、エステ、屋台街めぐりや世界遺産であるジョージタウンへ観光等をし、各々が充実した時間を過ごしていた。
今回訪れたマレーシアは、マレー民族だけでなく、移住してきた華人系やインド系の人々が暮らす、多民族・多宗教からなっている。また、イギリスによる植民地化などの影響から、クアラルンプール市内やペナン島のジョージタウンなどでは、様々な文化様式が混在している様子を見ることができた。今回の旅行を通し日本の文化との違いや、外国で日本企業が活躍する様子などを見ることができ、日本での日常ではできない体験をすることができたと思う。今回は残念ながらクラス全員が参加することはできなかったが、長い間生活を共にした友人と卒業を一か月後に控えた残り少ないときを共有することができた大変貴重な時間であった。この経験を一つの糧とし、4月からの新しい生活に役立てたい。
今回の旅行を通してお世話になった卒業生の村嶋成人さん、梶田一摩さん、引率してくださった夏井正明先生、そして、お力添え頂いた全ての方にこの場を借りて感謝申し上げます。
4年生の卒業研修旅行 4年生の卒業研修旅行
(左)ゴム園にて (右)王宮まえの門にて
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(左)KPTEC にて (右)熱帯雨林研究所にて
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(左)熱帯雨林研究所にて (右)パラセイリング
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(左)バティック (右)バティック
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(左)バティック (右)KPTEC にて
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(左)フルーツファームにて試食 (右)熱帯雨林研究所にて
文・写真:篠塚健二郎・宮﨑紗都美(学部4年)

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