自然誌・環境グループ 秋の自然観察会2010/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

自然誌・環境グループ 秋の自然観察会2010/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

自然誌・環境グループ 秋の自然観察会2010

2010年12月10日

秋の自然観察会20102010年10月29日(金)に自由学園南沢キャンパスで、恒例の「秋の自然観察会」を最高学部学園特別実習「自然誌・環境」が行いました。当日は台風の影響が多少ありましたが、約80名の皆様にご参加いただきました。


今年は、4年に1度の音楽会があるため、例年より早い時期の観察会でした。やっとトウカエデやカツラの木が色づき始め、ミカエリソウや紫色のセキヤノアキチョウジなどの花が見頃でした。白いサラシナショウマは、咲き始めたところでした。また、例年はこの時期に咲き終わっているシモバシラの花がみられました。
今回、はじめての「全校整美」と日が重なったため、自然観察の際は少人数で動けるように、10グループに分かれて学園内をまわりました。ていねいに観察ができたので良かったと思います。3・4年生の応援で、1グループに学生2~3人がご一緒し観察しました。控え室とした学部食堂には、1年生が学園の中で自分たちが観察してきた植物の葉や果実を、それぞれがテーマをもって展示し、お客様にご説明しました。その他に、半世紀前の学園とその周辺の自然の写真も展示しました。今回は早めに準備し、今までの経験を活かして進められたと思います。受付には、地域の方がボランティアとしてご協力くださいました。
観察終了後に、東久留米市内で自然環境保全の活動をされている方が、郷土史研究会の『地誌 ふるさと東久留米の紹介』をされました。また、郷土史研究会の方が本のつくられた経緯についてお話されました。また、学生時代に初期の自然誌グループのメンバーだった卒業生のお話も伺いました。
今回は、わたしたち2年生にとっては4回目の観察会でした。毎回、学園周辺地域の方をはじめとする多くの方がいらしてくださることに、あらためて、感謝しています。
秋の自然観察会2010  秋の自然観察会2010
(左)正門横 (右)ハンカチノキ果実(ハンカチノキ科食糧部前)
秋の自然観察会2010  秋の自然観察会2010
(左)記念講堂前の池 (右)トウカエデ(カエデ科)側ヒガンバナ(ヒガンバナ科記念講堂裏)
秋の自然観察会2010  秋の自然観察会2010
(左)ミカエリソウ(シソ科) (右)セキヤノアキチョウジ(シソ科)
秋の自然観察会2010  秋の自然観察会2010
(左)サラシナショウマ(キンポウゲ科) (右)シモバシラ(シソ科)
秋の自然観察会2010  秋の自然観察会2010
(左)フジバカマ(キク科) (右)もみじ坂
秋の自然観察会2010  秋の自然観察会2010
(左)展示(ブナ科の植物) (右)展示(半世紀前の南沢、折口信夫『輝く窓』)
文:平松裕子(学部2年) 写真:自然誌・環境グループ

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