いよいよ、植林地近くの宿舎ともお別れのときがやってきました。私たちが生活していたネパールのバネパともお別れです。ここ2、3日は皆、植林地で一緒に植林活動を行い、友達になった子どもたちや、地元の学校で授業をしたときに仲良くなった子どもたちとのお別れの時が多くありました。別れがつらいのは、たとえ18日間という短い期間の中だとしても、心と心で築いてきた関係があるからだとメンバーの姿を見ると感じます。
今年度の活動場所である、スンダルバスティとゴサイクンダには、7月27日・28日に植え付けの最終チェックに行きました。そこでは、今年度植えた苗たちが元気にネパールの土地に根付き始めていました。しかし、植えたはずの植え穴から姿を消している苗も少しありました。 今回植えた苗の本数は、約700弱本です。例年より、本数は少なくなりましたが、今まで以上に丁寧に植えられていたと、現地で私たちの植林活動を24年間サポートしてくださっているマドゥーさんに言われたことは、今年の良かった点だと言えます。
ネパールでの植林活動をサポートしていただいた方や、お世話になった方に感謝の気持ちをこめて7月29日には宿舎にてフェアウェルパーティーを開催しました。ネパールのポピュラーな食べ物“モモ”や日本から持ってきたおせんべい、練りきりなどでおもてなしをして、お客様に楽しんでいただけた会を行えました。
明日からカトマンズで2日間、タイで1日間過ごし日本に帰ります。最後まで気を引き締めて、無事に日本に帰れることを祈っています。
植林地でのお別れ風景
植林地で村の人と記念撮影
スンダルバスティの植え付けチェック風景
ゴサイクンダの植え付けチェック風景
フェアウェルパーティー風景
モモの写真
文：恩田将樹（学部3年，ネパールワークリーダー）
写真：花井聖仁（学部1年）
