毎年、学部の夏休みが始まると同時に、としまえんプールで行われる初等部の水泳指導に学部生が加わります。今年は、初日こそ雨で中止になったものの、2日目から天気に恵まれ、4日間の水泳学習が終わりました。
今年は、15人の学部生が参加しました。体を浮かせることから始める初心者クラスから、1000m以上の長距離を泳ぎきる上級クラスまで、それぞれの担当する児童たちと一緒に泳ぎ、目覚ましく上達する様子に、一緒に喜ぶ姿が多く見られました。
今回参加した学部生の中に、自分も初等部のときに学部生に習ったという学生が10名いました。かつて自分が受け取ったバトンを後輩たちに渡す、自由学園の「生きた一貫教育」の一面が見られることはとても嬉しいことです。
今年、出会った初等部の児童が、やがて学部に進み、また後輩たちに水泳を教える姿を楽しみにしてます。
文・写真:咲花昭嗣(学部教師)