学部2年 今年度も小学生友の会に参加/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

学部2年 今年度も小学生友の会に参加/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

学部2年 今年度も小学生友の会に参加

2008年2月17日

小学生友の会2月16日(土)に、今年度最後の小学生友の会が行われた。友の家が現在建て替え中のため、池袋第三小学校のランチルームをお借りしての会となった。
小学生友の会は、東京第一友の会が主催している、小学生のための交流の場であり、靴下のゴシゴシ洗いやおこづかい帳の付け方など、体験学習を通して生活の基本を学ぶことを目的としている。毎年、学部2年から有志の者がお手伝いとして参加していて、今年度は5名が、1学期に3回、2学期に1回、3学期に2回の計6回のプログラムに参加した。


1学期の活動では、靴下の洗い方を学んだり、昼食を作る過程で体に必要な栄養について考えたりした。2学期に行われた会では、自由学園への遠足という内容で、男子部の産業の活動である養豚やキノコの栽培、養蜂などを男子部高等科1年生に説明してもらいながら見学した。毎回必ず「子供読本」の中からお話を1つ取り上げて読み、内容について皆で考える時を持った。
今年度最終回である今回の活動内容は、おこづかい学園と進級式であった。おこづかい学園では、前回相談して決めたサンドウィッチの具をそれぞれ持ち寄り、かかった費用をグループごとに請求した。そして小学生友の会に来るためにかかった交通費や、会費なども合わせたお金の出納をおこづかい帳に書くことで、おこづかい帳の使い方を学んだ。その後、各自で持ち寄った具でサンドウィッチを作った。サンドウィッチを食べながら皆で1年間の活動を振り返った後、和やかな雰囲気の中で進級式を行った。進級式では、小学生が一人ひとり今年度の感想や来年への思いを言い、最後に参加した学生も感想を述べた。
今年度は、5名の学生が同じメンバーで毎回参加できたため、1年間の小学生の成長に触れることができ、また小学生からも親しみを持ってもらうことができたと思う。友の会の方たちよりも年齢的に小学生とは近いため、そういった立場からお手伝いができれば良いと考えていたが、思った以上に小学生と大学生の年齢差からくるギャップは大きく、初めのうちは小学生との関わり方に試行錯誤することが多かった。しかし、回を重ねるごとに、小学生には小学生なりの世界があり、その中に無理に入って行こうとするのではなく、一歩外から見ていて、困っている時はうまく誘導し、手助けをする方が、小学生たちも自分たちの頭で悩み、考え、最終的に自分たちの力で答えを見つけることにつながるのだと気付いた。そして、そのようにして学んだことは、今はただの経験でしかないかもしれないが、この先彼らの中で考え方の土台となったり、何らかの形で役に立ったりすると思う。このような子どもの成長に関わるお手伝いができたことはとても貴重な経験となった。

小学生友の会   小学生友の会

文:廣瀬 文(学部2年) 写真:東京第一友の会

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