4年生 文化の理解合同ゼミ開催される/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

4年生 文化の理解合同ゼミ開催される/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

4年生 文化の理解合同ゼミ開催される

2007年12月1日

文化の理解合同ゼミ11月29日(木)に文化の理解系合同ゼミナールが開催された。これは同系では初の試みである。
最高学部では「自然の理解」「社会の理解」「文化の理解」の3系統に分かれて研究活動が行われている。この3系統はさらに3つずつの総合演習に分かれており、3~4年次の学生は各々の卒業研究のテーマに従って9つの総合演習のいずれかに所属している。
これまでにも自然の理解系、社会の理解系の総合演習では合同ゼミナールが定期的に開催され、成果を上げてきた。しかし、文化の理解系では今までそのような機会がなく、その開催がかねてより期待されていた。
今回、文化の理解系合同ゼミナールでは、語学・文化、思想・歴史、生活美術所属の4年生15名がこれまでの研究および制作の成果について発表した。内訳は以下の通り。


語学・文化
上澤・田中・中川(共同): 文学作品における「近代的自我」について
思想・歴史
飯渕:ソヴィエトの作曲家心理の探究―ロシア・ソヴィエトにおける標題音楽を通して
小野貴志:十字軍運動―聖戦とは何か
小野真由美:ワイン産業とチリ経済
木村:戦国期の川崎
田口:プロテスタンティズムの自由の研究―ルターとカントを中心に
田中:日本における恩と義理
田部井:エマソンと超越主義―アメリカ文学が生まれたとき
中山:日本の住まい―明治期における和洋折衷建築
元山:日本における奥地の発見―『日本奥地紀行』と宮本常一
生活美術
今井:色の表現(染色)
佐藤:集団と個(陶芸)
広橋:服地の制作(染織)
今回の合同ゼミナールでは総合演習の枠を越えた教員・学生どうし互いに意見を交換することができ、大変有意義なものとなった。その結果を、まずは12月18日に催される最高学部卒業研究中間発表会につながるものしたいと考えている。
文化の理解合同ゼミ  文化の理解合同ゼミ
   ゼミの様子
自然の理解系総合演習の合同ゼミ
社会の理解系総合演習の合同ゼミ

文:上澤佑基(学部4年) 写真:遠藤敏喜(学部教師)

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