10月26日(金)のミスタ羽仁記念日(ミスタ羽仁のご命日)の昼食から、学園の食卓に「那須で育ったお米」が供されている。今後、およそ3ヶ月間、学校での昼食と寮の食事で使用されるお米は全て那須産の新米となる。
これは一昨年来学園全体で進められている「食の学び」の一貫として、昨年から学園で年間に消費されるお米の3分の1を那須産にする、という計画のもと、那須の地で長らく安心・安全なお米作りをされてきておられる稲作農家の八月朔日(ほづみ)さんにご協力をいただいている。八月朔日さんには、那須の学園所有の水田の管理と、昨年から始まった、同水田での女子部、男子部の生徒、学部の学生の稲作の指導もしていただいている。
当日、学部の昼食では、今年3年生の共同研究食グループが手作業で田植え、草刈りを行い、9月30日に収穫、天日干しを行ったお米が、特別に供された。また、食グループからスライドを使ってお米作りの1年について報告を行った。学生からは「甘みがあっておいしかった」という感想が聞かれた。
メニュー
初等部 ご飯・ポークカレー・福神漬け・サラダ・キスチョコ・麦茶
女子部 ご飯・かき玉汁・鯖のすっぽん煮・小松菜としめじの辛子和え・緑茶
男子部 栗ご飯・親子焼き・小松菜の辛子和え・ほうじ茶
学部 ご飯・けんちん汁・秋刀魚の塩焼き・大根おろし・ほうれん草のおひたし・ほうじ茶
(左)学部食堂の様子 (右)食グループからの報告
(左)学部の昼食 (右)初等部の昼食
(左)女子部の昼食 (右)男子部の昼食
那須の水田での稲刈り
那須のお米が昼食で出される(2006年度)
那須のお米が食卓に(2004年度)
文・写真:吉川慎平(学部3年)