9月25日(火)の17時から19時まで、自然の理解系の3つの総合演習は、合同ゼミを行なった。これは5月に引き続き今年度2年目となる。今回はそれぞれの演習に属する3年生が、これまでの取り組みと今後の計画について報告した。以下に概要を記す。
「物理・化学」
7人のメンバーが、半導体の研究、植物に音を聴かせる研究、土壌酸性濃度の研究など、いくつかの研究を経由して、現在は折りたたみ自転車の考案を試みている。この研究は2001年度にも卒業研究で行なわれたものであるが、先行研究をふまえて新しい目で取り組んでいる。
「生物・農芸」
4人のメンバーが「人と自然の関わり」というテーマのもと、各地のフィールドワークを
行なっている。とくに東久留米市柳窪地区では何度も実習を重ねている。あわせて落合川について、その地形的特徴や歴史や生物との関係などを詳細に調査中である。
「数理情報」
2人のメンバーが全国友の会の生活時間調べデータと男子部バードセンサスデータの統計的解析を行なっている。
(左)物理・化学の報告 (右)生物・農芸の報告
合同ゼミの最後には、出席した先生方全員からコメントやアドバイスをいただいた。その中でもご指摘があったことであるが、合同ゼミを通じて、多角的な視野を養いたい。系のコミュニケーションをいっそう深めて、社会への発信へと繋げていきたい。次回は12月の開催を約束して閉会した。
学部4年 自然の理解系総合演習の合同ゼミ
文・写真:遠藤敏喜(学部教師)